上尾市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

上尾市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象上尾市の中古マンション等
集計件数361件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数23地区
㎡単価の中央値33.8万円/㎡(60㎡なら約2,031万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。上尾市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

上尾市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・361件を独自集計)

0-10年→31年以上で-73%

60万円
41.3万円
37.5万円
16.3万円
0-10年55件
11-20年75件
21-30年73件
31年以上158件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年60万円/㎡約3,600万円55件100
築11-20年41.3万円/㎡約2,475万円75件69
築21-30年37.5万円/㎡約2,250万円73件63
築31年以上16.3万円/㎡約975万円158件27

上尾市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約27%です(築21-30年で約63%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約3,600万円に対して築31年以上は約975万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

上尾市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 26.7万円 → 2026年 37.1万円(+39.3%)

26.7万円38.1万円37.1万円
202151件
202268件
202360件
202467件
202582件
202633件

2021年の26.7万円/㎡に対し、2026年は37.1万円/㎡で、約39%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

上尾市の地区別の水準

同じ上尾市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった15地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
宮本町上尾 約310m69.7万円/㎡約4,180万円40件
西宮下上尾 約960m55.7万円/㎡約3,343万円21件
上町上尾 約580m55.4万円/㎡約3,323万円41件
仲町上尾 約460m39.3万円/㎡約2,360万円18件
柏座上尾 約560m38.2万円/㎡約2,291万円73件
緑丘北上尾 約590m34.8万円/㎡約2,087万円20件
谷津上尾 約280m32.6万円/㎡約1,958万円19件
春日北上尾 約860m32.3万円/㎡約1,936万円14件
原新町北上尾 約90m29.2万円/㎡約1,750万円6件
五番町原市 約300m28.4万円/㎡約1,704万円6件
愛宕上尾 約860m18.7万円/㎡約1,120万円10件
大字瓦葺東大宮 約1.4km16.2万円/㎡約970万円10件
大字原市沼南 約510m14.3万円/㎡約857万円13件
富士見上尾 約730m10.7万円/㎡約640万円13件
本町上尾 約910m9.4万円/㎡約564万円45件

最も高い宮本町(69.7万円/㎡)と最も低い本町(9.4万円/㎡)では約7.4倍の開きがあります。「上尾市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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