千葉市花見川区の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

千葉市花見川区の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象千葉市花見川区の中古マンション等
集計件数906件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数20地区
㎡単価の中央値13.6万円/㎡(60㎡なら約816万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。千葉市花見川区の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

千葉市花見川区の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・906件を独自集計)

0-10年→31年以上で-83%

50.7万円
41.3万円
33.3万円
8.4万円
0-10年76件
11-20年109件
21-30年138件
31年以上583件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年50.7万円/㎡約3,043万円76件100
築11-20年41.3万円/㎡約2,480万円109件82
築21-30年33.3万円/㎡約2,000万円138件66
築31年以上8.4万円/㎡約504万円583件17

千葉市花見川区では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約17%です(築21-30年で約66%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約3,043万円に対して築31年以上は約504万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

千葉市花見川区の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 11.6万円 → 2026年 17.5万円(+50.9%)

11.6万円17.5万円
2021183件
2022159件
2023138件
2024156件
2025213件
202657件

2021年の11.6万円/㎡に対し、2026年は17.5万円/㎡で、約51%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

千葉市花見川区の地区別の水準

同じ千葉市花見川区でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった15地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
幕張本郷幕張本郷 約320m46.7万円/㎡約2,800万円105件
検見川町検見川 約370m44万円/㎡約2,640万円57件
幕張町京成幕張 約310m35.1万円/㎡約2,109万円170件
瑞穂幕張 約1.2km25.6万円/㎡約1,533万円31件
畑町新検見川 約1.7km15.6万円/㎡約937万円6件
花園新検見川 約320m14.8万円/㎡約885万円6件
宮野木台新検見川 約2km12.9万円/㎡約771万円15件
天戸町実籾 約2.2km12.6万円/㎡約756万円12件
千種町八千代台 約3.2km10.8万円/㎡約646万円17件
作新台八千代台 約1.3km10万円/㎡約600万円46件
朝日ケ丘新検見川 約1.2km9万円/㎡約540万円90件
さつきが丘新検見川 約2.5km8.7万円/㎡約524万円44件
柏井八千代台 約850m8.6万円/㎡約514万円31件
西小中台新検見川 約1.2km8万円/㎡約480万円86件
花見川八千代台 約1.5km5.6万円/㎡約336万円179件

最も高い幕張本郷(46.7万円/㎡)と最も低い花見川(5.6万円/㎡)では約8.3倍の開きがあります。「千葉市花見川区の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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