東久留米市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

東久留米市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象東久留米市の中古マンション等
集計件数451件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数21地区
㎡単価の中央値24.2万円/㎡(60㎡なら約1,453万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。東久留米市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

東久留米市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・451件を独自集計)

0-10年→31年以上で-74%

58.7万円
43.3万円
45.3万円
15万円
0-10年33件
11-20年45件
21-30年79件
31年以上294件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年58.7万円/㎡約3,520万円33件100
築11-20年43.3万円/㎡約2,600万円45件74
築21-30年45.3万円/㎡約2,720万円79件77
築31年以上15万円/㎡約900万円294件26

東久留米市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約26%です(築21-30年で約77%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約3,520万円に対して築31年以上は約900万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

東久留米市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 20万円 → 2026年 32.9万円(+64.3%)

20万円32.9万円
202168件
202288件
202384件
202478件
2025104件
202629件

2021年の20万円/㎡に対し、2026年は32.9万円/㎡で、約64%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

東久留米市の地区別の水準

同じ東久留米市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった16地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
新川町東久留米 約490m62.4万円/㎡約3,741万円9件
ひばりが丘団地ひばりヶ丘 約1.2km58.7万円/㎡約3,520万円26件
本町東久留米 約330m52.3万円/㎡約3,138万円39件
東本町東久留米 約210m48.6万円/㎡約2,914万円21件
学園町ひばりヶ丘 約770m46.7万円/㎡約2,800万円6件
浅間町ひばりヶ丘 約750m43.6万円/㎡約2,618万円5件
南沢東久留米 約1.2km41.8万円/㎡約2,510万円26件
下里小平 約2.4km36.9万円/㎡約2,215万円8件
中央町東久留米 約1.4km33万円/㎡約1,978万円10件
前沢花小金井 約1.9km32.7万円/㎡約1,964万円13件
大門町東久留米 約630m30.8万円/㎡約1,848万円8件
柳窪小平 約1.2km30.6万円/㎡約1,835万円17件
八幡町東久留米 約2.1km30万円/㎡約1,800万円21件
南町花小金井 約1.9km28.9万円/㎡約1,733万円9件
弥生花小金井 約1.3km24.2万円/㎡約1,453万円5件
滝山小平 約1.9km12.4万円/㎡約742万円217件

最も高い新川町(62.4万円/㎡)と最も低い滝山(12.4万円/㎡)では約5倍の開きがあります。「東久留米市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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