市原市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

市原市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象市原市の中古マンション等
集計件数397件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数24地区
㎡単価の中央値18.8万円/㎡(60㎡なら約1,125万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。市原市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

市原市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・397件を独自集計)

0-10年→31年以上で-73%

43.6万円
29.2万円
17.1万円
11.9万円
0-10年75件
11-20年57件
21-30年150件
31年以上115件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年43.6万円/㎡約2,618万円75件100
築11-20年29.2万円/㎡約1,754万円57件67
築21-30年17.1万円/㎡約1,029万円150件39
築31年以上11.9万円/㎡約711万円115件27

市原市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約27%です(築21-30年で約39%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約2,618万円に対して築31年以上は約711万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

市原市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 15.6万円 → 2026年 21.7万円(+38.6%)

15.6万円22.2万円21.7万円
202172件
202278件
202363件
202470件
202589件
202625件

2021年の15.6万円/㎡に対し、2026年は21.7万円/㎡で、約39%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

市原市の地区別の水準

同じ市原市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった17地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
ちはら台西ちはら台 約410m41.5万円/㎡約2,492万円89件
五所八幡宿 約980m30万円/㎡約1,800万円11件
八幡八幡宿 約240m25.7万円/㎡約1,543万円33件
五井中央西五井 約250m25.3万円/㎡約1,520万円25件
五井五井 約680m20万円/㎡約1,200万円25件
辰巳台東ちはら台 約2.5km17.1万円/㎡約1,029万円17件
椎津姉ヶ崎 約2.2km15.9万円/㎡約955万円8件
ちはら台東誉田 約2km15.7万円/㎡約943万円36件
ちはら台南ちはら台 約1.4km15.6万円/㎡約933万円33件
姉崎姉ヶ崎 約730m15.5万円/㎡約930万円39件
君塚五井 約1.5km14.3万円/㎡約855万円6件
東五所八幡宿 約1.2km13.4万円/㎡約804万円6件
辰巳台西ちはら台 約2.3km12.7万円/㎡約763万円7件
大厩ちはら台 約1.6km11.6万円/㎡約696万円7件
八幡北町八幡宿 約980m10万円/㎡約600万円7件
白金町五井 約1.9km8万円/㎡約480万円5件
青葉台姉ヶ崎 約1.6km6.9万円/㎡約413万円24件

最も高いちはら台西(41.5万円/㎡)と最も低い青葉台(6.9万円/㎡)では約6倍の開きがあります。「市原市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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