印西市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

印西市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象印西市の中古マンション等
集計件数862件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数15地区
㎡単価の中央値25.9万円/㎡(60㎡なら約1,551万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。印西市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

印西市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・862件を独自集計)

0-10年→31年以上で-72%

42.2万円
32.2万円
18.9万円
11.7万円
0-10年194件
11-20年226件
21-30年211件
31年以上231件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年42.2万円/㎡約2,533万円194件100
築11-20年32.2万円/㎡約1,933万円226件76
築21-30年18.9万円/㎡約1,133万円211件45
築31年以上11.7万円/㎡約704万円231件28

印西市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約28%です(築21-30年で約45%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約2,533万円に対して築31年以上は約704万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

印西市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 25万円 → 2026年 31.4万円(+25.5%)

25万円24.4万円31.4万円
2021182件
2022184件
2023154件
2024140件
2025158件
202644件

2021年の25万円/㎡に対し、2026年は31.4万円/㎡で、約25%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

印西市の地区別の水準

同じ印西市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった14地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
中央北千葉ニュータウン中央 約290m51.2万円/㎡約3,071万円36件
中央南千葉ニュータウン中央 約160m45万円/㎡約2,700万円75件
武西学園台千葉ニュータウン中央 約760m40万円/㎡約2,400万円58件
戸神台千葉ニュータウン中央 約490m37万円/㎡約2,220万円128件
若萩印旛日本医大 約460m28.9万円/㎡約1,733万円13件
印西牧の原 約420m28.6万円/㎡約1,714万円135件
舞姫印旛日本医大 約450m23.5万円/㎡約1,412万円17件
小倉台千葉ニュータウン中央 約690m21.7万円/㎡約1,300万円113件
西の原印西牧の原 約1.4km17.7万円/㎡約1,063万円78件
滝野印西牧の原 約1km16.7万円/㎡約999万円22件
原山千葉ニュータウン中央 約1.1km15.4万円/㎡約921万円28件
木刈千葉ニュータウン中央 約1.3km12.7万円/㎡約764万円15件
内野千葉ニュータウン中央 約1.1km10万円/㎡約600万円107件
高花千葉ニュータウン中央 約2.1km8.8万円/㎡約527万円36件

最も高い中央北(51.2万円/㎡)と最も低い高花(8.8万円/㎡)では約5.8倍の開きがあります。「印西市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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