習志野市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

習志野市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象習志野市の中古マンション等
集計件数987件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数17地区
㎡単価の中央値33.7万円/㎡(60㎡なら約2,021万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。習志野市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

習志野市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・987件を独自集計)

0-10年→31年以上で-76%

84万円
37.5万円
30.9万円
20万円
0-10年274件
11-20年172件
21-30年159件
31年以上382件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年84万円/㎡約5,040万円274件100
築11-20年37.5万円/㎡約2,250万円172件45
築21-30年30.9万円/㎡約1,855万円159件37
築31年以上20万円/㎡約1,200万円382件24

習志野市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約24%です(築21-30年で約37%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約5,040万円に対して築31年以上は約1,200万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

習志野市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 31.3万円 → 2026年 39.2万円(+25.3%)

31.3万円39.2万円
2021179件
2022147件
2023178件
2024210件
2025229件
202644件

2021年の31.3万円/㎡に対し、2026年は39.2万円/㎡で、約25%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

習志野市の地区別の水準

同じ習志野市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった16地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
奏の杜津田沼 約620m85.3万円/㎡約5,120万円141件
鷺沼台京成津田沼 約1km56万円/㎡約3,360万円12件
谷津町京成津田沼 約800m43.3万円/㎡約2,600万円7件
津田沼京成津田沼 約190m38.3万円/㎡約2,300万円108件
藤崎京成大久保 約1.2km36.9万円/㎡約2,214万円24件
谷津谷津 約330m33.7万円/㎡約2,021万円249件
大久保京成大久保 約410m32.2万円/㎡約1,932万円82件
東習志野実籾 約1.2km31.7万円/㎡約1,902万円130件
鷺沼京成津田沼 約990m31.1万円/㎡約1,867万円11件
屋敷京成大久保 約960m30.6万円/㎡約1,835万円49件
本大久保京成大久保 約310m26.2万円/㎡約1,572万円28件
実籾実籾 約140m24.3万円/㎡約1,460万円20件
香澄幕張豊砂 約860m21.3万円/㎡約1,275万円15件
秋津新習志野 約530m18.9万円/㎡約1,137万円67件
袖ケ浦新習志野 約1.1km16.9万円/㎡約1,014万円30件
新栄実籾 約840m14.7万円/㎡約880万円11件

最も高い奏の杜(85.3万円/㎡)と最も低い新栄(14.7万円/㎡)では約5.8倍の開きがあります。「習志野市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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