佐倉市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

佐倉市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象佐倉市の中古マンション等
集計件数420件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数24地区
㎡単価の中央値22.9万円/㎡(60㎡なら約1,376万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。佐倉市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

佐倉市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・420件を独自集計)

0-10年→31年以上で-66%

41.1万円
31.9万円
21.4万円
13.8万円
0-10年28件
11-20年100件
21-30年171件
31年以上121件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年41.1万円/㎡約2,467万円28件100
築11-20年31.9万円/㎡約1,917万円100件78
築21-30年21.4万円/㎡約1,286万円171件52
築31年以上13.8万円/㎡約831万円121件34

佐倉市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約34%です(築21-30年で約52%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約2,467万円に対して築31年以上は約831万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

佐倉市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 21.5万円 → 2026年 24万円(+11.4%)

21.5万円24万円
202177件
202277件
202375件
202475件
202593件
202623件

2021年の21.5万円/㎡に対し、2026年は24万円/㎡で、約11%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

佐倉市の地区別の水準

同じ佐倉市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった17地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
南ユーカリが丘ユーカリが丘 約400m36.1万円/㎡約2,168万円44件
栄町京成佐倉 約150m33.3万円/㎡約2,000万円7件
西志津志津 約1km31.8万円/㎡約1,906万円38件
表町佐倉 約200m30万円/㎡約1,800万円5件
稲荷台京成臼井 約450m28.8万円/㎡約1,725万円11件
宮ノ台中学校 約120m25.6万円/㎡約1,533万円35件
鏑木町佐倉 約700m24.9万円/㎡約1,493万円8件
中志津志津 約1.3km24.4万円/㎡約1,467万円9件
王子台京成臼井 約480m24.2万円/㎡約1,454万円10件
ユーカリが丘公園 約80m23.2万円/㎡約1,395万円102件
臼井京成臼井 約880m22.7万円/㎡約1,360万円9件
井野志津 約570m20万円/㎡約1,200万円46件
山崎京成佐倉 約700m20万円/㎡約1,200万円17件
弥勒町京成佐倉 約920m14.2万円/㎡約852万円6件
上志津志津 約510m13.8万円/㎡約831万円45件
田町京成佐倉 約650m12.8万円/㎡約768万円9件
大蛇町京成佐倉 約1.5km8.3万円/㎡約500万円7件

最も高い南ユーカリが丘(36.1万円/㎡)と最も低い大蛇町(8.3万円/㎡)では約4.3倍の開きがあります。「佐倉市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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