立川市の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

立川市の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象立川市の中古マンション等
集計件数872件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数15地区
㎡単価の中央値43.6万円/㎡(60㎡なら約2,615万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。立川市の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

立川市の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・872件を独自集計)

0-10年→31年以上で-71%

80.7万円
57.2万円
47.1万円
23.3万円
0-10年164件
11-20年180件
21-30年210件
31年以上318件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年80.7万円/㎡約4,843万円164件100
築11-20年57.2万円/㎡約3,434万円180件71
築21-30年47.1万円/㎡約2,826万円210件58
築31年以上23.3万円/㎡約1,400万円318件29

立川市では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約29%です(築21-30年で約58%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約4,843万円に対して築31年以上は約1,400万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

立川市の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 37.3万円 → 2026年 62.3万円(+66.9%)

37.3万円62.3万円
2021181件
2022146件
2023157件
2024146件
2025208件
202634件

2021年の37.3万円/㎡に対し、2026年は62.3万円/㎡で、約67%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

立川市の地区別の水準

同じ立川市でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった15地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
曙町立川北 約360m76.7万円/㎡約4,600万円145件
柴崎町柴崎体育館 約310m75.4万円/㎡約4,524万円18件
緑町高松 約850m73.5万円/㎡約4,412万円8件
高松町高松 約650m65万円/㎡約3,900万円85件
羽衣町西国立 約180m60万円/㎡約3,600万円28件
錦町西国立 約630m52.9万円/㎡約3,171万円229件
栄町立飛 約930m45.2万円/㎡約2,712万円12件
若葉町東大和市 約1.6km40.7万円/㎡約2,440万円16件
西砂町西武立川 約840m35万円/㎡約2,100万円11件
砂川町武蔵砂川 約980m28.8万円/㎡約1,725万円31件
富士見町西立川 約910m26.4万円/㎡約1,585万円122件
柏町砂川七番 約430m26万円/㎡約1,560万円36件
上砂町武蔵砂川 約270m24.6万円/㎡約1,477万円44件
一番町西武立川 約880m21.8万円/㎡約1,309万円63件
幸町砂川七番 約640m18.7万円/㎡約1,122万円24件

最も高い曙町(76.7万円/㎡)と最も低い幸町(18.7万円/㎡)では約4.1倍の開きがあります。「立川市の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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