横浜市緑区の中古マンション相場|成約データで見る築年別の価格

横浜市緑区の中古マンションが実際にいくらで成立しているかを、国土交通省が公開する成約価格データから独自に集計しました。ポータルサイトに並ぶのは売主が希望する売出価格で、成約価格とは別物です。売却を考えるときも購入を検討するときも、判断の土台になるのは成約価格のほうです。

集計の概要

対象横浜市緑区の中古マンション等
集計件数989件
対象期間2021年〜2026年
集計した地区数22地区
㎡単価の中央値38.5万円/㎡(60㎡なら約2,308万円)

築年帯別の㎡単価

中古マンションの価格は、立地よりもまず築年数で決まります。横浜市緑区の成約データを築年帯ごとに分けると、次のようになります。

横浜市緑区の中古マンション 築年帯別 ㎡単価の中央値(2021年〜2026年の成約データ・989件を独自集計)

0-10年→31年以上で-71%

71.4万円
51.3万円
44.4万円
21.1万円
0-10年146件
11-20年135件
21-30年251件
31年以上457件
築年帯㎡単価の中央値60㎡なら取引件数築0-10年を100とした指数
築0-10年71.4万円/㎡約4,286万円146件100
築11-20年51.3万円/㎡約3,075万円135件72
築21-30年44.4万円/㎡約2,667万円251件62
築31年以上21.1万円/㎡約1,263万円457件29

横浜市緑区では、築31年以上の㎡単価は築0-10年の約29%です(築21-30年で約62%)。同じ広さでも、築年数が上がるほど価格は下がります。60㎡に換算すると、築0-10年の約4,286万円に対して築31年以上は約1,263万円という水準です。

ここで重要なのは、この下がり方があなたが売るときの価格そのものだという点です。買うときに「安く買えた」と感じた築古物件は、売るときも同じカーブの上にいます。逆に築浅で買った場合、保有している間にこのカーブを下っていきます。購入の時点で、何年後にどのあたりに立っているかを見ておくことが「出口設計」の考え方です。

成約価格の年ごとの推移

横浜市緑区の中古マンション ㎡単価中央値の推移(築年帯を問わない全取引・独自集計)

2021年 32.4万円 → 2026年 47.6万円(+47.1%)

32.4万円47.6万円
2021174件
2022174件
2023163件
2024182件
2025216件
202680件

2021年の32.4万円/㎡に対し、2026年は47.6万円/㎡で、約47%の上昇です。なお2026年は公開済みの四半期までの集計で、通年の数字ではありません(元データは四半期ごとに公開され、公表までに数ヶ月の遅れがあります)。

ただしこの推移は築年帯を問わない全取引の中央値なので、1年ごとの上下をそのまま「値上がり・値下がり」と読むのは危険です。取引件数が少ない年に築古物件がたまたま含まれなかっただけで、中央値は簡単に押し上がります。前の見出しで見た築年による下落(同じ時点での比較)と、暦年による推移(時間の経過)は別の軸です。同じ「下がる」という言葉で混ぜないでください。

横浜市緑区の地区別の水準

同じ横浜市緑区でも、地区によって水準は大きく違います。取引が5件以上あった18地区を、㎡単価の中央値が高い順に並べました。

地区最寄駅(直線距離)㎡単価の中央値60㎡なら取引件数
長津田長津田 約250m56.3万円/㎡約3,375万円143件
十日市場町十日市場 約340m54.4万円/㎡約3,267万円107件
鴨居鴨居 約590m51.7万円/㎡約3,100万円65件
中山中山 約500m51.1万円/㎡約3,066万円70件
長津田みなみ台長津田 約1.2km48.7万円/㎡約2,920万円62件
白山鴨居 約1.3km48.3万円/㎡約2,900万円61件
森の台中山 約850m47.1万円/㎡約2,825万円24件
新治町十日市場 約1.2km47.1万円/㎡約2,824万円5件
青砥町中山 約790m40.2万円/㎡約2,411万円12件
いぶき野田奈 約690m40万円/㎡約2,400万円27件
上山中山 約1.3km34.5万円/㎡約2,070万円22件
寺山町中山 約970m30万円/㎡約1,800万円21件
東本郷鴨居 約1.1km29.6万円/㎡約1,777万円38件
北八朔町川和町 約850m27.8万円/㎡約1,667万円5件
三保町中山 約1.6km26.3万円/㎡約1,575万円33件
長津田町すずかけ台 約750m20.8万円/㎡約1,250万円64件
霧が丘十日市場 約1.7km20万円/㎡約1,200万円95件
竹山鴨居 約1.6km15.3万円/㎡約916万円128件

最も高い長津田(56.3万円/㎡)と最も低い竹山(15.3万円/㎡)では約3.7倍の開きがあります。「横浜市緑区の相場」という一つの数字で語れる幅ではないので、検討中の物件がどの地区にあるかまで落として比べてください。

この数字の使い方

手元の物件情報から㎡単価を出して(価格÷専有面積)、上の表の同じ築年帯・同じ地区の中央値と比べます。大きく上回っているなら、その理由を確認する材料になります。駅からの距離、リノベーション済みかどうか、階数や向き、管理状態などです。理由が説明できれば納得して進められますし、説明がつかなければ価格交渉の根拠になります。

売る側の場合は逆で、査定額がこの水準から大きく離れていたら、その根拠を聞いてください。相場より高い査定額を出して媒介契約を取り、あとから値下げを求めるやり方は実際にあります。

データについて(読むときの注意)

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